
三菱地所物流リート投資法人(3481)のIPOについて関心がある人も多いと思います。
ザッと調べた限りでも大量取得している方も散見される一方で、不参加を表明する人がいるなど、三者三様となっています。
ここでは私自身の初値予想と株価の行方について、改めてメモしておきたいと思います。
三菱地所物流リート投資法人(3481)のIPO初値予想
三菱地所物流リート投資法人(3481)のIPO初値予想については、メインのブログでも書いている通り、プラスリターンとしています。
地合いが悪い状況ではありますが、類似する三井不動産物流リートが初値形成後に上昇した例を見ても、長期目的の株主も多いと思うので、大きくは崩れにくいと考えます。
IPOでは一流企業ほどブランドイメージもあるので、公募割れは回避したい傾向にあります。
また、仮に公募割れしたとしても、値ごろ感からファンドに組み込む機関投資家も出てくるでしょう。
よって総合的に見ていくと、プラスリターンが妥当ではないかということになります。多少なりとも参加するメリットはあるのではないでしょうか。
少数参加であればリスクは限定されたIPOであり、必要以上に恐れることはないと考えています。
三菱地所物流リート投資法人(3481)の株価の行方
三菱地所物流リート投資法人(3481)については大半が将来的に上がるという見方をしている印象があります。
長期的には30万円を超えるという意見もよく見られました。
前述する三井不動産物流リートの動きを見る限り、妥当と考えられますが、一方で懸念点もあります。
その懸念材料が東証リート指数です。
最近は軟調と言われるリート指数ですが、10年スパンで見ると上がり続けており、下がっているのは直近の1年の間です。
実は10年チャートで見ると、リート指数は岐路に立たされていることが良く分かります。
>>SBI証券のリート指数10年チャート
リート指数は大きな分かれ目に来ている
反発して再度上に向かうのか、下抜けしてしまうかという分かれ目の状況に差し掛かっています。
仮に長期的に下抜けした場合、三菱地所物流リート投資法人は先ほどの30万円を超えるという目論みではなく、右肩上がりに下がる恐れもあります。
故に必ずしも長期的に三菱地初物流リートが上がるという保証はありません。
もしも、三菱地所物流リート投資法人を長期投資でお考えの場合は、必ずリート指数の10年チャート(5年ではなく)を確認しておきましょう。
三菱地所物流リート投資法人(3481)の株価まとめ
三菱地所物流リート投資法人(3481)の株価についてまとめておきますと、初値はプラスリターンになる可能性が高い。仮に公募割れしても、少数参加であればリスクは限定的。
長期保有する場合はリート指数の10年チャートを見ておき、下抜けした場合にのみ売り離すのが確実。
状況的には三菱地所物流リート投資法人の株価は初値形成後に上がるという見方が大半ですが、指数次第では要注意となりますので、抑えておきましょう。
上記の点だけ抑えておけば、充分楽しめるIPOだと思います。