先ずは、IPOのアルヒ(7198)の仮条件が発表されました。
参加すべきか悩まれる案件ですね。
気になる仮条件は、
想定価格:1,340円
仮条件価格:1,150-1,340円
の弱含みとなっています。
アルヒ(7198)のIPO参加スタンスは?
アルヒ(7198)のIPO参加スタンスは、不参加としています。
「フラット35」と言った著名なサービスを手掛けているため、ブル(強気)要素もありますが、吸収金額が大きく、売出株比率100%はネックとなります。
IPO初値予想において、売出株比率があまり重視されない向きがありますが、JR九州と言った大型人気株を除けば、公募割れをしているIPOに影響を与えています。
野村證券主幹事であるため、公募割れを回避する可能性もありますが、IPOが多い状況で、積極的に参加する理由は見当たりません。
IPOが多い時は見極めも肝心
12月IPOは述べ26社に及ぶ企業が上場します。
その全てに参加しようとしても、労力的にも資金的にも難しい部分があります。そのため、初値が公募価格前後が予想されるものは、あえて参加しないことも手です。
年末のIPO参加で迷う案件
年末にかけてのIPOで最も難しいのは、ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)で間違いないでしょう。
初値予想の見立てとしては公募割れしない可能性が高いですが、値ガサであるため、仮に公募割れした場合の損失リスクがあります。
手堅くいくなら不参加がベターだと考えられるため、保守派の人にとっては参加しにくいIPOということになります。
私自身は直前まで地合いを見極め、問題ないようであれば1枚だけ参加するかもしれません。
年末のIPOで本当に悩ましいのは限られているため、ある程度は絞っていく作業をしておくことがおすすめです。